PREMIUMPACK1で登場した光屬性・魔法使い族の下級モンスター。
コイントスを行い、相手モンスターへの全體除去、または自分モンスターへの全體除去+自分へのダメージが発生する起動効果を持つ。
《千年竜》の融合素材にして、《黑衣の大賢者》の召喚條件でもある。
ステータスの低いモンスターだが、《シャインエンジェル》や《見習い魔術師》、《ディメンション・マジック》などに対応する。
このためフィールド上に出しやすく、モンスター効果の発動も狙いやすい。
コイントスの失敗も、自分フィールド上にモンスターがいない時に使えば受けるダメージは250だけで済むため怖くない。
逆に多くの全體除去のように、混戦狀態での巻き返しは不得手だと言える。
《リミット・リバース》にも対応しているので、失敗してもやり直しやすい。
あるいはデメリットを《ネフティスの鳳凰神》などの効果発動のトリガーに使う事も考えられる。
《ネフティスの導き手》がこのカードと同じく《見習い魔術師》に対応するので、その面でも相性が良い。
ただし1450の手痛いダメージは覚悟しなければならない。
破壊とダメージは同時扱いであるため、機皇帝の召喚條件を満たす目的でも使える。
成功すれば當然全體除去もでき、【機皇】では面白い動きをするかもしれない。
【ギャンブル】や【侍BOX】のほか、【魔法使い族】や【光屬性】にアクセントをつける目的で採用するのも面白い。
光屬性中心の【魔法族の裡】に紛れ込ませてみるのも良いだろう。
《ガガガシールド》を使用すれば自身の効果に失敗しても破壊されなくなり、毎ターン効果を発動することも出來る。
【侍BOX】で《セカンド・チャンス》と並用するのが基本だが、《大逆転クイズ》を使用したタイプでは普通に投入されることが多い。
Vジャンプによるレジェンドモンスター総選挙の投票結果では全20體中、16位だった。
原作・アニメにおいて―「決闘者の王國」參戦の直前に、城之內が表遊戲から譲り受けた「レアカード」。原作では魔法カードであった。「城之內vs孔雀舞」で初登場。《ベビードラゴン》とのコンボでフィールド上の時を100年進め、《ハーピィ・レディ》軍団を老化させると共に《ベビードラゴン》を《千年竜》に進化させ勝負を決めた。「城之內vsダイナソー竜崎」では《ベビードラゴン》が早々に倒されてしまったため、このカード単體で発動。この時の効果は「杖の先のルーレットを回し、成功すれば相手の場の時が100年進み、失敗するとOCGと同樣のデメリットが発生する」というものであった。「城之內vsキース」では設定が代わり、《ベビードラゴン》が存在する狀態でもギャンブルを行っている。「バトルシティ編」では、城之內はこのカードをアンティ(賭け札にしてバトルシティに參加しているが、原作のデュエルで使用されてはいない。効果名は成功・失敗の判定が「タイム・ルーレット」、効果成功時が「タイム・マジック」。
タイム・マジック発生時の相手モンスターの変化は個性豊かである。《ハーピィ・レディ》は老化して全ての裝備魔法・フィールド魔法の支援を受けられなくなり、《真紅眼の黑竜》や恐竜族モンスターは骨になってプレイヤーのライフにダメージが入り、《リボルバー・ドラゴン》はさび付いて攻守が減少した。また、原作での効果の成功確率は13である。
アニメでは出番が増えており、バトルシティ以降もしばしば使用されている。王國編のアニメオリジナルデュエル「遊戲vs城之內」戦では、その効果で《ブラック・マジシャン》を弱體化させたが、《黑衣の大賢者》への進化條件を満たす結果となってしまった。「城之內vsエスパー絽場」戦では《炎の剣士》と《格闘戦士アルティメーター》がいつの間にかこのカードと《串刺しの落とし穴》に変わっていた。「ドーマ編」の「城之內vs孔雀舞」(2戦目では《ヘルモスの爪》と共に《タイムマジック・ハンマー》の融合素材となっている。その効果は「攻擊宣言時に全ての相手モンスターをランダムなターン數先の未來に飛ばす」という、ギャンブルと時間の操作という性質を反映したものだった。
元々の持ち主であった遊戲も、版オリジナル「遊戲vsサイバー海馬」戦にて使用した。
遊戲王Rの「城之內vsキース」戦において登場。成功率を上げるために《確率変動》とのコンボを狙うが、キースの魔法カード《カード・ヘキサチーフ》により発動を防がれることでフィールドに固定され、《邪神イレイザー》の攻擊力を上げる手助けをする事となってしまった。
アニメ5D'sでは「クロウvsレオ」戦においてレオが使用。レオが幼い頃に父から貰った形見のカードであり、「超レアカード」とされていた。効果により《BF−アーマード・ウィング》を破壊し、総攻擊に繋げた。効果はOCGのものとなっていたが、ソリッドビジョン上では成功率13のルーレットで表現されていた。
コナミのゲーム作品において―初期のゲーム作品(DM1、DM2、真DMには効果モンスターが存在せず、このカードも通常モンスターとして収錄されていた。そのため、《千年竜》をドラゴン族とこのカードの融合で召喚できるモンスターにする事で、原作効果を再現していた。OCGで《千年竜》が融合モンスターなのはこの名殘である。當時のテキストは「時間を自由に操る魔術師どうみても弱いがかなり役に立つ」。
DM3やDM4では、自分の場の《ベビードラゴン》を《千年竜》に成長させるという効果を得た。DM4では《ベビードラゴン》が優秀な下級モンスターとして活躍出來るので、手軽に最上級モンスターを出せるこの効果も中々の使いどころがあった。DM8では《ブラック・マジシャン》を《黑衣の大賢者》に進化させる効果が追加されたが、そちらはほとんど攻擊力が変わらないためそこまで意味が無い。このゲームでは強力なカードを入れるとすぐにコストオーバーしてしまうため、《ベビードラゴン》に効果を発動するだけで《千年竜》が作れるこのカードは中盤の必須カードだった。なお、真DM2では攻擊力2400未満のドラゴン族を全て《千年竜》にするリバース効果となっている。
フォルスバウンドキングダムでは、攻擊名が「タイム・マジック」である。味方の行動ポイントを増やす必殺技の名前は「ヘイスト・スペル」。また、ロード畫面にも登場する。
摺疊編輯本段常見問題解答
Q:《地獄の扉越し銃》をチェーンできますか?
A:いいえ、発動した時點では自分がダメージを受けるかどうか確定していないため、《地獄の扉越し銃》を発動できません。
Q:相手フィールドにモンスターが存在しない時にこのカードの効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。(141127
Q:お互いのフィールドにモンスターが存在する時にこのカードの効果を発動した時に《我が身を盾に》や《スターダスト・ドラゴン》等をチェーンできますか?
A:はい、その場合ならコイントスがどちらだったとしてもフィールド上のモンスターを破壊することが確定しているため、チェーンできます。(141127
Q:破壊とダメージは同時扱いですか?
A:同時扱いです。(090822